働く母の育児・食事・育自

フルタイムで仕事しながら、小4&年長の姉妹を育てつつ、自分の趣味や楽しみも忘れたくないと思うあまり、すべてが中途半端になっているアラフォーオンナの日々を綴っています

子どもの習い事②〜うまく距離感をつかめない私

働く母と子どもの習い事について書き始めたら、ダラダラ長くなった挙句、何のオチもないまま終わってしまったのが、前回までの(というか前回の)お話でした。

習い事に積極的に取り組まない長女

小1の3学期まで、ピアノ、チアダンスを習うもののあまり積極的ではなく、たびたび私をイライラさせていた、現在小学2年生の長女。

チアダンスに関しては、私も、長女の運動能力のなさを知っていて、まぁ、週1回のレッスンだけ嫌がらずに通ってくれればいいかな、というテンションですし、送迎を担当してくれているおばあちゃん(私の母)もそんな感じなので、それほど問題はないのですが。

私の思いが強すぎて
ピアノについては、私が長女に期待しすぎて、ぶつかってしまうことが多々ありました。

私自身は、4歳から小6までエレクトーンを習い、高校のブラバン、大学の学生オケでパーカッションをやっていました。そして最近、どうしてもスティックを握りたくて、ドラムを習い始めたところ…要するに、ずっと趣味の域を出ないけれど、音楽が大好きで、楽器を演奏することで仲間と出会い、楽しい思いをたくさんしてきました。

だから、長女にも音楽を好きになって、プロになれとは言わないけど、一生の趣味にしてもらいたい。そのためには、子どものうちに、しっかりした基礎を身につけてほしい。そんな気持ちが強すぎて、家で長女がピアノの練習をしているのを聴くと、ついつい厳しいことばかり言ってしまいます。

長女がピアノの練習に熱心でないひとつの要因は、頑張って練習してもどうせママに認められないんだからいいや、という気持ちからなのかな?と思いつつ、やる気のない練習にはやっぱりガミガミ言ってしまい…

親が好きなことを子どもに習わせたら、親子で共通の趣味をもてて、子どもに自分の知識も伝えられて、なんて良いことづくめなんだろう!という親都合の予想は見事に打ち砕かれて、ああもっと、長女の興味が向くことを見極めてから始めれば良かったと反省する日々です。

やめるタイミングも難しい
とは言え、習い始めてもう3年半くらい経ち、下手くそながらも少しずつ弾けるようになってきたし、長女も拒否反応を示しているわけではないので、今すぐ辞めるってほどでもないかと思い、ずるずる続けています。これが吉と出るか凶と出るか、まだまだ先にならないとわかりません。

長女が自分で希望した習い事

小1の終わり、3月から通い始めた絵画教室は、長女が初めて自分から行きたいと言い出した習い事でした。

本格的に教室を探し始める前は、私も夫も全く絵に関する知識がないので、何を基準に良さそうな教室かを見極めれば良いかわからなくて困ったな、なんて思っていたのですが、いざネットで探し始めたら、前の記事でも書いた通り、近所にはほとんど絵画教室がないことがわかり…結局、土曜日の午前中に開講しているという理由だけで、長女が通う教室が決まりました。自宅から電車で3駅、車だと30分弱かかるから、通うのはちょっと大変そうだけど、まあとりあえずやってみよう、という感じで通い始めました。

積極的に取り組む姿に感激
でも、このある意味テキトウに通い始めた教室が、長女にとってはとても良い教室でした。

まず、小学校低学年の子どもにも、何種類もの硬さの違う鉛筆や練り消しゴム、学校で使うのよりだいぶ高級な絵の具など、それなりの道具を持たせて、絵を描くためのテクニックを教えてくれます。

そして、デッサンなどができあがると、必ず先生がじっくりひとりひとりの絵を見て、いいところを具体的に褒め、改善すべき点をアドバイスしてくれるのだそうです。

これが、長女にはとても嬉しいらしく、絵画教室に迎えに行くと、帰り道はいつもテンション高くその日の教室の様子を説明し、自宅に着くなり、スケッチブックを広げて作品を見せてくれます。

ピアノに行っても、チアダンスに行っても、こちらから聞かないと教室の様子を話さなかった長女が、絵画教室のことは自分からどんどん話してくる。それだけでも、私にとってはとても嬉しいことで、ちょっと遠いけど、絵を習い始めて良かったと感じています。

通い始めて半年。教室ではもちろん、家でも暇があれば絵を描くという感じで過ごしているので、親バカを差し引いても、ちょっとずつ絵が上手くなっています。本人も手応えを感じていて、学校でも「絵ならわたしが描くよ」とちょっと自信を持っているようです。

長女が最近描いてきた、貝がらの絵↓
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やっぱり、親が好きなものを押し付けるのではなく、本人がやりたいと思っていることをやらせることが大切なんだなあと痛感しています。もちろん、これからの長い人生のなかで、それぞれの習い事がどう作用していくかはわかりませんが…絵を習ったことがマイナスになることはないんじゃないかと思えるくらい、絵画教室に通う長女は活き活きしています。

子どもの習い事と親の距離感

本人がやりたいことがみつかったら、できる場所を提供する、それが現段階での親の役目であり、やりたいことがみつかるまでは、とりあえず待っているのも悪くない気がします。

長女は第一子ということもあり、習い事に関してなんだかちょっと早まってしまった感が否めないので、次女4歳0カ月は、その反省を踏まえて、もう少し様子を見ようと思っています。

長女の習い事も、また部活に入りたくなったり、塾に行きたくなったりしたら、考え直さなければいけないんだろうな、と思うと、ちょっぴり気が重いですが、まあそれはそのとき考えることにして、今は3種類の習い事を頑張らせたいと思います。

近づきすぎず、かと言ってまったく放置するわけでもなく、良い距離感を保ちつつ見守るのが目標です。とっても難しいけど!