働く母の育児・食事・育自

フルタイムで仕事しながら、小4&年長の姉妹を育てつつ、自分の趣味や楽しみも忘れたくないと思うあまり、すべてが中途半端になっているアラフォーオンナの日々を綴っています

25年ぶりのスケート

先日、長女とスケートに行きました。

私が小学生のころ、父に連れて行ってもらったのと同じスケート場。25年ぶりくらいだけど、最寄りのバス停を降りたら変わらぬ佇まいで、なんだか安心しました。

入場券を買って、スケート靴を借りて、ロッカールームで靴を履いて。初体験の長女は、スケート靴で普通の地面を歩くだけでもよろよろ。運動オンチの長女と、スケートは25年ぶりの私で、大丈夫なのかしら!?とロッカーまできて不安が募りました。

支度が終わって、いざリンクへ。いきなり初体験の長女と手をつないですべるのは心配になり、まずは長女を待たせてひとりで氷に乗ってみました。

25年ぶりに氷の上に立ったら、予想以上につるつるというか、フワフワというか、こんな感じだったっけ!?と軽くパニックになりました。

壁につかまったり、おそるおそる歩いたりしながら、これはマズイことになったなあと、軽い気持ちで長女を連れてきてしまったことを後悔…

この間実家に遊びに行ったら、父からもっと子どもにいろいろ教えてやれと言われ、うるさいなという思い半分、素直に反省半分、という感じだったのですが、まあたしかに、仕事を言い訳に何もしない悪い母だから、せめて自分ができることはひとつでも多く伝えよう、とか思い、スケートにたどりついたのですが。

長女に教える云々の前に、自分が全然できなくなっていることに愕然としました。あー、どうしよう。。

でも、スケート靴を履いてヘルメットをかぶり、緊張するけど早く滑りたい!と待っている長女に、今さら「やっぱり帰るよ」とも言えないので、とりあえず一緒に滑ってみよう(というより、氷の上をヨチヨチ歩いてみよう)と覚悟を決めました。

初めて氷の上に立った長女。予想通りというかなんというか、壁にがっしりつかまって、青ざめた顔で「こわいね、これ…」。

そうだよね、ママもこわいよ。というのが本音だけど、ここでは絶対に言っちゃダメだから、「いやいや、こわくないよ楽しいよ、まずは壁につかまりながらちょっとずつ進んでごらん?」なんて、思ってもみないことを言ったりして。私の台詞と表情は全く一致していなかったに違いないけど、自分自身を励ますためにも、ここは前向きにならないと。

そして、壁にしっかりつかまりながらヨチヨチ氷上を歩く長女に寄りそって、内心まったく余裕なく、それでもなんとかそろそろと歩きました。25年前の私にできたんだから、きっと今の私にもできるはず。

しばらくすると長女は、運動オンチながらも少しずつ感覚をつかみ始め、ママと手をつないで壁から離れて滑ってみたいと言い出しました。

え!?もう手をつなぐの!?と相変わらず余裕がない私は焦りましたが、もうやるしか選択肢はありません。

長女にガシッと手を握られ、壁から離れて滑りだしました。ふたりで転ぶのも、それはそれでいい思い出になるかもしれないとか思いながら、そろそろと…

そうしたら、意外と滑れました。手をつないだらバランスが良くなったのか、気持ちが強くなったのか、なぜだかさっぱりわかりませんが、アレ?なんだかいける!という感じがしました。

長女も、さっきまでよりちょっとだけ表情が出てきて「もう少し壁につかまらずに頑張ってみる!」とやる気が出た模様。「うん、いいよ。あっち側まで手をつないで行ってみよう!」私の前向き発言も、もうウソじゃありません。

それからは、長女と手をつないで仲良くすべったり、長女が休憩している間にひとりでスイスイすべったり、楽しかったです。

25年前の私にできたことは、やっぱり今の私にもできました!!

途中でお昼ご飯を食べに飲食コーナーに行ったら、わかめうどんもフライドポテトも変わってなくて、フライドポテトなんてしなしなで水っぽいところまで変わってなくて、とっても懐かしかったです。

小学生だった私は、まさか自分がここに娘を連れてきてフライドポテトを食べるなんて、想像もしていなかったけど。小学生だった私は、自分はキャリアウーマンになって、バリバリ働いて海外と日本を往復するんだって思いこんでいたけど(笑)。

そんなこんなで、長女のスケートデビューは、私にとってとてもスリリングで楽しい時間となりました。

長女もまた行きたいと言っていることだし、今回の感覚を忘れないうちにまた行って、長女がひとりでスイスイすべれるようになるまで頑張りたいと思います。