働く母の育児・食事・育自

フルタイムで仕事しながら、小4&年長の姉妹を育てつつ、自分の趣味や楽しみも忘れたくないと思うあまり、すべてが中途半端になっているアラフォーオンナの日々を綴っています

オトナの習い事は難しい

ここのところ、仕事が忙しかったり、家族で出掛けて渋滞にはまったりして行けていなかったドラムのレッスン。

久しぶりに行くことができて、しかも課題曲が大好きなTHE YELLOW MONKEY のSPARKになって、テンション上がりました!

って記事を書きたかったのですが、正直テンションあまり上がりませんでした。

SPARK、シンプルなリズムパターンなんだけど、テンポが速くてついていけない。吉井さんのヴォーカルばかりが先にいってしまって、私は定まらないリズムでバタバタしているだけで、悲しくなってしまいました。

もちろん、練習すればいいのだけど、仕事と育児とで、私の時間はほとんど全部拘束されていて、なかなか練習できません。

タイコの練習をしていると、大学時代オーケストラに夢中になっていたころを思い出します。ティンパニの先生が本気で怖くて、かなり練習したはずなのに、レッスン前はものすごく緊張して変なテンションになったり、みんな一生懸命だからこそ、同期と意見が合わなくてぶつかったり。

先生から、最後の定期演奏会の前に「俺に言われたから、指揮者に言われたから、先輩に言われたから、じゃない。おまえ自身が叩きたい音で叩くんだ」って言われて、私が叩きたい音ってなんだろうって、曲に向かい合っている間ずっと考えて、その音が出せるように練習して、そして本番を迎えて。

本番の独特な高揚感は、今でも忘れられません。オケを引退して、就職して、出産して、10年以上ぶりにタイコを始めたのは、もう一度あの高揚感に出会いたくなったからです。

でも、簡単には出会えないんですよね。あのころは、ティンパニに膨大な時間と労力を費やすことができたからこそ、得られるものも大きかった。レッスン前にちょこっと練習をして、帳尻を合わせているようでは、全然「音楽」できていないんだと思います。

来年の春に発表会があるから、良かったら出てみませんか?と先生から言われました。

ドラムはもちろん私が叩いて、ボーカル、ギター、ベース、キーボードはプロのミュージシャン(先生の友達)がやってくれるらしい。上手な人と一緒に演奏できるのは、いろいろ刺激になるし、何より楽しいだろうなあと思うけど…

上手な人たちと一緒に人前で演奏して「楽しい」と思えるところまで、曲を聴きこんで、イメージを広げて、それと同時に技術的な心配がなくなるまでコツコツ練習して、叩きたい音に近づけていく、そんな時間と体力が今の私にあるのか、自信がありません。

どうしようかなあ。

ここのところ、いろいろなことがちょっとずつうまくいかず、停滞している感じがするから、ここでドラムに無理やりにでも集中して、気持ちを切り替えるっていうのもアリな気はしますが、でも、ドラムを言い訳に育児や仕事から逃げるのは絶対ダメですよね。

オトナの習い事って難しい。いろいろなしがらみは全部忘れて、思いきりタイコと向き合いたいなー。