子連れ出勤、育孫制度、いろいろあるけれど

今朝、読売新聞を読んでいたら、子連れ出勤を紹介していた。

子連れ出勤…子どもを連れて行ける「職場」ばかりではないし(雰囲気的にどうこうではなく、危険な場所や病気がうつる場所で親が働いている場合もあるということ)、自宅から職場まで、満員電車を小さな子どもと一緒に通勤するのは、それはそれでストレスになりそうだなあと思った。

もちろん、利点ばかりのことなんてないし、子育てと仕事を「両立」させるための様々な取り組みが行われていることは、すばらしいことに違いないけれど。

他の面では、祖父母に対する育孫制度についての記事があった。

何よりも孫と接するのが楽しい、そして子どもの家庭を助けたいと、積極的に孫育てに関わろうとする祖父母をサポートするため、動き出している企業があるらしい。

私は今、育児と仕事の「両立」に奮闘しているけれど、このあとたぶん、介護と育児と仕事をこなして、そしてその後には、孫育てと仕事をするのか…と思ったら、ため息が出た。

結局ずっと、仕事に集中できるときはなく、下っぱで中途半端な仕事をして、職業人としての役割を終えるんだなって。

でも、その一方で、祖父母が孫に関わり、一緒になって育ててくれることは、とても意味があることだと思う。母親、父親とは違った目線から、孫たちを見ていて、両親の足りないところを補ってくれる。私のように、祖父母がいてくれるから、なんとか仕事を続けられている母親も多いだろう。

母親にとって、外で仕事をしている、していないに関わらず、自分以外に子どものことをしっかり見ていてくれる人がいるというのは、とても心強いことだと思う。なんでも、全てを自分一人でやらなければいけないというのは、とてもプレッシャーがかかる。まして、育児はある意味子どもの命を預かることだから、ひとりでやるのは大変だ。自分以外にも、しっかり子どもを見守ってくれる人がいれば、とても気が楽になるに違いない。

これから、本気で少子化問題を考えていくなら、育休を取れる期間を延ばして、母親に育児のすべてを丸投げするのではなく、祖父母や地域の人たち、そして誰よりも父親が、育児を「手伝う」のではなく、自らも母親と同等の担当者としてやっていけるような制度や取り組みをもっと真剣に考えていくべきだと思う。

育児というと、未就学の小さい子どものお世話を指すことが多いような気がするけれど、実際には小学校に上がるまでの6年間では、まったく育児は終わっていない。小学生になった子どもの勉強、人間関係などのフォローも大切だし、私もまだ未経験だが、中学生の進学などにおいても、親のフォローはなくてはならないものだ。

そんなとき、全部母親が登場しなければならないのだとしたら、母親の負担は恐ろしく重い。小学校のPTA活動は圧倒的に平日の昼間が多いし、運動会などの振り替え休日も当然ながら全部平日だ。そのたびに仕事を休むと、「もうお子さん大きいんじゃないの?」なんて言われることもある。

でも、これらの半分、あるいは一部を父親や祖父母がやってくれるとしたら、ずいぶん楽になる。仕事でもそれなりの成果を上げつつ、育児も…というのも、可能かもしれない。

ついでに言えば、こんなふうに育児と仕事を両立している母親、つまり妻がいてくれたら、父親であり、夫である男性にとっても、気が楽なのではないかと思うけど…なぜなら、自分ひとりで「大黒柱」にならなくたって、妻とふたりで育児と仕事(によって期待されているもの)を分担しつつ、生活していける。おまけに、子どもたちともつねにコミュニケーションのとれる父親でいられる。

言うのは簡単、実現するのは難しいだろうけど。まとまらないけれど、当事者だからこそ思うこと、感じることをこれからも発信していきたい。