働く母の育児・食事・育自

フルタイムで仕事しながら、小4&年長の姉妹を育てつつ、自分の趣味や楽しみも忘れたくないと思うあまり、すべてが中途半端になっているアラフォーオンナの日々を綴っています

最近の私は「パール」

今週のお題「私のテーマソング」

最近の私のテーマソングは、THE YELLOW MONKEYの「パール」です。

俺はクズだし確信はないけど

不自由と嘆いてる自由がここにある 

 っていう歌詞、まさに今の私です。

仕事も育児も忙しくなって、うまくまわらなくなってくると、こんなに自分の時間もなく頑張っているのに、どうして全然報われないのかと愚痴を言いたくなるけれど、ふと考えてみると、愚痴を言える相手もいないということに気づき、なんだかとても苦しくなってきます。

だけど、こうやって仕事も育児もなんとか(本当に「なんとか」だけど)やっていられるということこそが、しあわせであり、自由なんだということを忘れてはいけないと、この曲にいつも励まされています。

7月の国際フォーラムで、吉井さんが「負けんなよ」と叫んだ後に、この曲を熱唱していた声が、今も忘れられません。あの日から、この曲は私にとって特別な曲になり、直球勝負でシンプルな音楽が好きになりました。

私にとって音楽とは、ずっと「特別な日」のものだったんです。学校のテストで良い成績をとって、親に許してもらって行った米米CLUBのライヴも、ちょっとおしゃれをして聴きに行くクラシックの演奏会も、コスプレして何度も通った石井竜也のライヴも、自分自身が熱心に取り組んでいた学生オーケストラの定期演奏会も、全部、日常とは切り離された、特別なものでした。

でも、吉井和哉のライヴは、何のセットもなくて、ただ楽器と歌があって、それだけで。特別な日というより、日常のちょっと先にある場所、という感じで。だけど、ストレートでスマートでちょっと懐かしい曲と、バンドの熱い演奏、魂のこもった歌声に魅了され、今まで聴いていた音楽とはまた別のスペシャルなものを知ってしまいました。

この世の中のほとんどは自分が知らないもので構成されていると、なんとなくわかってはいるけれど、その一方で、知っているほんの少しのものを使いまわせば、日常をやり過ごすこともできるから、わざわざ新しいものに手を出すのが億劫になっていた私ですが、久々に自分が知らないすばらしいものに出逢えたら、すっかり虜になっています。

毎日忙しすぎて、逃げ出したくなってしまうけど、パールをはじめとするたくさんのすばらしい曲を応援歌にして、まさにパール(涙)をこぼしながら、進んでいかなければ、と思います。負けんなよ、私。

パール

パール


追記

もちろん、今までずっと聴いてきた音楽が嫌いになったわけではありません。何十人ものオーケストラが本気で音を出したときのこわいくらいの迫力に勝るものはないと思っていますし、ものすごいお金をかけたステージセットで完ぺきな段取りを決めつつバカをやる石井竜也のことは、たぶん一生好きだと思います。