次女4歳の言語習得がおもしろすぎる

次女4歳1カ月の日本語(母語)習得の経過がおもしろすぎて、日々笑ったり、ホーってなったりしています。

文字もわからないし、比較する語彙ももたない幼児は、音から新しい言葉を吸収していくんですよね。元になるものが何もない状態から、どんどん新しい言葉を覚えていくって、どんな感じなんだろう。自分自身はもう絶対に味わえない感覚だからこそ、とても興味があります。

次女は、毎日通う「保育園」のことを「ほーくえん」と呼んでいます。私が「ほーくえんじゃなくて、ほいくえん、なんだよ」と教えると、「ほいくえん?」と繰り返しますが、自ら保育園について話したいときは、また「ほーくえん」と言います。なんだかかわいいので、今では長女や私の実母(要するにおばあちゃん)まで、ほーくえんと言うようになってしまいました(笑)。これでは、次女の言語習得が遅れてしまいますが、まあいいんです、そのうちわかるでしょうから。

名詞よりもっと難しいのが、活用する品詞。先日、歯磨きのあとのうがいを終えた次女が、これからうがいをする長女に「ねえね、みず、くまんでおいたよ!」と大きな声で言っているのを聞いて、くまんだって何!?となったのですが。「くんでおいたよ」って言いたかったみたいです。で、「くまない」っていう未然形を知っていたから、連用形は「くまむ(くまんだ)」となると思ったみたいで、すごくおもしろいなと大笑い、そして興味深かったです。

動詞は、「来る」の活用も難しいらしく、よく「パパ、まだ、きないねー」なんて言っています。たしか、来るはカ行変格活用で、他の動詞とはちょっと違う活用だったなと思い出しました。

動詞の活用で苦労しているくらいなので、授受の表現なんて、ハイレベルすぎてもちろんきちんと使えません。「ほーくえんで、せんせいが、かみのけむすんであげたー!」と言うので、先生の髪の毛を結ってあげたの!?と、なりましたが、次女が言いたいのは、先生に結んでもらったということ。先生と次女なら、関係性から授受の方向が予想できますが、友達同士のやりとりになってくると、次女が友達にしてもらったのか、してあげたのかなかなかわからず、「じゃ、お友達にありがとうってしたんだね」と言ったら、「なんでー!?わたしがやったのにー!」と泣かれてしまったこともあります。

そう、他の日本語は全然うまく話せないくせに、一人称は一人前に「わたし」とか言っちゃうのも、また可笑しくてかわいいです。これは、お姉ちゃんの影響なのかなと思います。

長女は、言語習得がわりと早くてスムーズで、伝わらなくて苦労、というのもあまりなかった分、伝わらないからこそのおもしろさも、あまりありませんでした。なので、次女の不器用な言語習得が、余計におもしろく感じます。

子どもは、何回間違えても、周りの人たちが根気強く間違いを訂正してくれるし、本人も、間違うことに恥ずかしさを感じていないから、指摘されてもどんどん喋り続ける。それを繰り返しているうちに、だんだん正しい言語を習得していく。次女の様子を観察していると、言語習得においてもっとも大切なのは、失敗を恐れないことと、とにかく繰り返すことなんだろうなと思います。

これって、簡単そうでとても難しいですよね。第二、第三言語習得では、第一言語と比較してあーだこーだ考えちゃうから、こうやって幼児のように言語習得するのはたぶん無理。そう考えると、やっぱり、第一言語母語の習得って特殊で、この後全ての思考を母語で行うことを考えると、とても重要だと思います。

これからも、次女の言語習得を興味深く見守りつつ、適切なフォローをしていきたいです。だいぶ語彙が増えてきた長女とも、豊かな日本語で会話していきたいです。