働く母の育児・食事・育自

フルタイムで仕事しながら、小4&年長の姉妹を育てつつ、自分の趣味や楽しみも忘れたくないと思うあまり、すべてが中途半端になっているアラフォーオンナの日々を綴っています

女の子育児はラクか?②〜将来に向けて

私の母は、バリバリの専業主婦で、結婚後の人生すべてを夫と子どもに捧げてきたような人です。まあ、結婚が当時としては遅い30代半ばだったから、それまではいろいろ遊んでいたんだろうけど。

母は、いつも私に
  • これからは女も外に出て働く時代だから、男の人に負けないように勉強して、力をつけておきなさい
  • 女として生まれたんだから、一度は結婚して、子どもを産んでもらいたい
  • 子どもを産むんだったら、体力勝負だから若いうちのほうがいい
と、なんだか矛盾しているようなことを言っていました。

私は、そんな母の影響をもろに受けて、まじめに大学を卒業して就職、26で結婚、28で長女、32で次女を出産、それぞれ育休1年で職場復帰、そして現在までフルタイム勤務を続けてきました。

こう書くと、母の教えをすべて守ったようだけど、実際は、ごくごく凡人の私にすべてが立派にこなせるはずもなく、仕事は10年以上ずっとしたっぱ、家事はびっくりするくらい必要最低限のみ、育児は母におんぶに抱っこという、なんとも情けない状況です。

娘に過度の期待をかけた母が、まわりまわって結局孫の面倒を見る羽目になっているのが、なんとも可笑しい…とか言っちゃいけない、いろいろやってくれて、ホントに感謝しているんですけど、けど…

娘たちを育てるにあたり、出産とか結婚とか仕事とか、どういうふうに話していったらいいのかなって、すごく難しいなあと思うんです。

これからの日本における女性は、生き方が多様化してきていろいろ選べるような感じもするけれど、結婚して出産すると、いろいろなことすべてを背負わされてしまう気もして、なんだか恐ろしいです。仕事も育児も家事も介護も、お前がやりたくて選んだ道なんだから、全部やれよ!それが輝いているってことだ!みたいな。

言動が否応なしに影響を与えるであろう母親という立場から、どうやって語りかけていったら娘たちが幸せな人生を生きていけるかなって、いつも考えています。

まだまだ考え中ですが、今のところ、実践している(あるいは目指している)のは、次の3つです。

たくましい人になってほしい
将来、出産するか否かとか、仕事をどうするかとか、そういうことは、当然のことながら娘たちがそれぞれ自分(とパートナー)で考えて決めることです。だから、それはもう、どうなってもいいのですが、逆に言うと、どこでどうなっても立派に生きていけるたくましさを身につけてほしいと思っています。

私が仕事で家をあけることが多いせいで、母親と離れていることが平気な娘たちなので、ある意味でのたくましさはすでに身につきつつあるのかもしれませんが、どこでもやっていける人間力というか、そんなものをもった女性になってほしいです。

自分を解放できる趣味をもってほしい
音楽でも絵でもスポーツでも、なんでもいいのですが、これをやれば自分を取り戻せる!というような趣味(特技?)をもってほしいと思っています。

なんとなく、長女にとって絵はそういう位置付けになっていくのかな?と感じていますが、次女にも、そういうものに出会わせたいです。

母である私も「自分の人生」を楽しんでいるところを見てほしい
「母親とはどうあるべきか」みたいな本やサイトを見ると必ず「お母さんはいつもニコニコしてお子さんを見守ってください」って出てくるけど、たしかにそれが理想的なんだろうけど、私にはとても無理です。

たとえば、仕事で疲れて帰ってきて、それでも子どもたちの夕食を準備した挙句にお茶をこぼされたりしたら、発狂しちゃったりもします。

だけど、子どもたちに「仕事もして、私たちの面倒も見て、いつも忙しそうだし、毎日ビール飲んで、変な音楽聴いてドラムの練習して、変なお母さんだけど、なんだかんだ楽しそうだな」って思ってもらえたら、それでいいんじゃないか、と思っています。

いい意味で、お母さんもテキトーにやっているから、自分たちもテキトーにやってみよう、と思ってもらえたら、きっと娘たちも幸せに生きていけるんじゃないかって。

うーん、甘いかな?
人生、そんなに簡単じゃないかな。

やっぱり、女の子育児、というか、育児は難しく、いろいろ考えさせられます。