働く母の育児・食事・育自

フルタイムで仕事しながら、小4&年長の姉妹を育てつつ、自分の趣味や楽しみも忘れたくないと思うあまり、すべてが中途半端になっているアラフォーオンナの日々を綴っています

ドラムを始めました

去年の終わりから、ドラムを習い始めました。
週1回、30分の個人レッスン。

長女がピアノを習いに行っている教室で、日曜日にドラムを習えると知ってから、気になって仕方がなかったのですが、

・レッスンに行っている間、子供たちはどうする?
・ 日曜日にレッスンを入れたら、家族で出かける時間がなくなる?
・ レッスンに向けての予習復習をする時間はある?
・ 日曜日も出勤しなければならないことがあるから、レッスンに行ける回数がそもそも少ない?
・ フルタイムで仕事させてもらっているのに、その上自分のための習い事までしたいなんて、わがまますぎる?

など、懸念事項がいろいろあって、なかなか踏み出せずにいました。

でも、気になり始めてから半年以上経っても、相変わらず気になり、というより、どんどんレッスンを始めたい気持ちが強くなり、長女のピアノのお迎えに行ったときに、チラッとドラムが気になるとスタッフに話してしまい、当然のことながらレッスン始めましょう!と猛プッシュを受け、結局、心配事はあとから考えればいいやー、となり、とりあえず習い始めてしまいました。

日曜日の夕方に30分間、ドラムを叩きに行くようになって、9か月くらい…

当初、心配していた通り、仕事で行けないこともわりとあり、日曜日に家族で出かけるときは必然的に短時間になってしまいましたが、そんなマイナス面を差し引いても、思いきって始めてみて良かったと感じています。

まず、単純に「ドラムを叩く」という行為自体が楽しくてたまりません。

高校ではブラバン、大学では学生オケでパーカッションをやっていた私。久々にスティックを握って、スネアやシンバルを叩いて、耳に伝わる音、腕に伝わる振動、わくわくする感じ、これだー!!って嬉しくなります。

それから、5歳歳下のかわいい感じの男の先生が担当してくれていることも、レッスンが楽しみなひとつの要因です。

下の名前にさん付けで呼んでくれて、ちょっとでも前のレッスンより上達しているところがあったら、「いい感じ!よくなりましたねー」ってずいぶん大げさにほめてくれます。普段、子どものことで「お母さんも頑張りましたね」という感じで言われることはあっても、自分自身がほめられることなんてほとんどないから、なんだかちょっとくすぐったい感じもするけれど、ほめられるとやっぱり嬉しいですよね。次のレッスンに向けて、また練習頑張ろうって思えます。

そしてもうひとつ、育児でも仕事でもない自分だけの時間をもてたこと、それが嬉しいんだってことに、最近気づきました。

育児と仕事、それを両方やらせてもらえるだけでも十分恵まれていることだとわかっているし、協力してくれるまわりの人たちにも感謝しています。でも、ふとまわりを見ると、同年代でも子どもがいない人は、自分のために時間とお金をフルに使って、自己啓発に励み、力いっぱい遊んでいる。30代後半になって第一子を出産した同級生に「私は仕事も遊びもいっぱいやってきたからねー、これからはこの子に捧げる人生なんだ!」と満面の笑みで言われると、私は28から子どもがいて、仕事のキャリアも遊びも、どうせ全部中途半端ですよって悲しくなってくる。そう、ただのないものねだりなんだけど。

私がいまさらドラムを上手に叩けるようになったとしても、誰の得にもならなくて、一言で言えば無駄なことなんだとわかっているけど、わずかでもそんなことをする時間をもてていることが、とても嬉しいんです。「私、趣味でドラムやってんだ」みたいな(笑)

…と、書いていくとどんどんくだらない本音が出てきて恥ずかしいから、このへんにしておきます。

子どもがもっと小さいときは、とても始められなかったし、逆にもっと後になったら、それはそれで始めること自体をやめていたかもしれないし…巡り合わせだと思うので、とりあえず、できるところまで続けていきたいです。

ドラムを始めたことは、今回書いた気持ちの面の喜びだけではなく、私に様々な影響を及ぼしているので、それはまた追い追い書きたいと思います。